皆さん、こんにちは。認定動物看護師の浦です。
今回は、鳥のからだの仕組みと働きについてお話します。
現在地球上には、およそ8,600種もの鳥が生存しています。
これらの鳥類も他の生物と同様に、長い年代にわたって、それぞれが生息する環境で生活してゆけるように都合よく進化し、からだの仕組みや働きがうまくできています。
○羽毛
身体の方を覆っている正羽には、このようなカギをつけていない羽枝もあり、このほか飾羽(カザリバネ)、蓑毛(ミノゲ)といった変形した羽毛もあります。
綿毛や毬毛(キュウモウ)といわれる綿羽には、正羽のような硬い羽軸はなく、全体に柔らかい感じでお互いに絡み合うカギもなく、ごく細い羽枝からできている羽毛です。
特に水鳥などには、この綿羽が多く密生して保温効果をあげています。
尾の付け根の部分に脂腺(シセン)があり、その部分に嘴をこすりつけては身体の全体になすりつけ、毎日羽づくろいをします。
このように羽毛に脂肪をつけることによって、雨にうたれても、また水鳥のように水の中でも、身体の中にまで水が浸み込まないようにします。
従って、脂腺は他の鳥より水鳥が発達しています。
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