皆さん、こんにちは。認定動物看護師の浦です。
今回は、鳥のからだの仕組みと働きについてお話します。
現在地球上には、およそ8,600種もの鳥が生存しています。
これらの鳥類も他の生物と同様に、長い年代にわたって、それぞれが生息する環境で生活してゆけるように都合よく進化し、からだの仕組みや働きがうまくできています。
○呼吸器
呼吸器は、哺乳類と同じように鼻孔からはじまりますが、鳥類には特に気嚢があって、習性上都合よくできています。
鼻孔は上嘴の上部または付け根にありますが、口内では、ちょうど気管の入り口部分に連絡しています。
気管は食道の前側から胸腔内に通っていて、種類により、気管の下部や気管支の部分に鳴管があって、その部分に震動膜があり、音声を発します。
鼻孔から吸入された空気は、気管を経て鳴管を通り、肺に達し、更に気嚢へと達します。
気嚢には頸気嚢、鎖骨気嚢、前胸気嚢、後胸気嚢、腹気嚢、というように九つの気嚢があり、それぞれが肺に繋がっています。
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