こんにちは。トリマーの馬場です。
今回は、トリミングでも大切な、コミュニケーションの一環【ほめる】についてお話しします。
しつけ方のポイントで、ほめてあげる事はとても大切ですね。
●普通にしているときこそほめる
犬が落ち着いているときには、時々ほめてあげましょう。名前を呼び、愛犬と目があったら、にこっと笑ってほめてあげます。
「リラックスしているとほめられる」ということを、愛犬がわかるようにしましょう。
●毎回大げさにほめない
飼い主さんが力をこめてごしごしとなでたり、大きな声でほめたりして、興奮気味になると、気が散ってしまいます。
ほめるときは、笑顔でやさしく、ほめ言葉をかけるだけでも十分です。
●大きな声は出さない
聴覚が優れている犬を、大声でしつける必要はありません。
大声を出すよりも、普通に「おすわり」「おいで」などの短めの言葉で指示し、タイミングよくほめる方が効果的です。
●「よし」に注意
「よし」や「よしよし」というほめ言葉を、普段ご飯をあげるときに「食べていい」という意味で使っている場合は、他のほめ言葉を使うことをおすすめします。
特別な言葉を決めなくても「よくできたねー」、「えらいねー」、「すごいねー」など、感動して思わず言ってしまうような言葉やトーンの方が、ほめ方として効果的です。
●ごほうびのおやつは徐々に減らす
いつもごほうびをあげていると、もらうのが当然になって、ごほうびの価値がなくなります。
減らす分、かわりに、今まで出来なかったことが出来たときなどには、特別のおやつをあげるなど、グレードをつけるとよいでしょう。
●こんな叱り方はNG
ほめるしつけをしようとしても、意に添わないことを犬がすると、イライラして叱ってしまうことがあります。
しかし、叱ることで、犬が正しいことを学ぶことはできません。だらだらいつまでも叱ったり、感情にまかせて叱ったりしないように注意しましょう。
このような叱り方は、飼い主さんと愛犬の信頼関係を損ねてしまいます。
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